THE PLAYERS’ TRIBUNE – ステファニー・ギルモア寄稿記事

8/28のブログ投稿記事で紹介をしたTHE PLAYERS’ TRIBUNE。

なんと今日みたらトップページにステファニー・ギルモアとケリースレーターの二人による寄稿がアップされていました。(写真クリックで、該当ページにとびます)

2019年のWSLツアーから、男女の賞金格差が解消されるとのこと。それに対する、彼女の熱い思いのたけが語られています。

豪州サウスウェールズでサーフィンを始めたとき、彼女のベッドルームにはお気に入りの女子サーファー(Lisa Anderson、Chelsea Hedges、Sofia Mulanovich、Megan Abubo、etc.)の写真が飾られていたようですが、壁に貼れるようなポスターはメンズばかりだったので、雑誌の記事にある写真を切り貼りして壁に貼り付けていたそうです。当時は男女でどうしてそのような扱いの違いがあるのか気にはなからかったし、ひたすらワールドチャンプになることを考えていた、とのこと。

彼女の考えが変わったきっかけは2010年。プロ登録後に4年連続で世界チャンプになったことから、新たなスポンサー候補から様々なアプローチがようですが、そこで提示される条件は、メンズに比べても相当に低いものだったそうです。結果的にはステファニーのマネジャーも務める姉ホイットニーの尽力で、待遇アップを勝ち取ることはできたものの、まだまだ男女の格差が埋まるまでには到らない内容だったもよう。

また、シーズンによってはウィメンズのイベント数がメンズの半分以下であったり、メンズイベントと共同開催のときも、波がよい時間帯はメンズに振り分けられる、という状況が続いていたそうです。

ステファニー曰く、Ziff家がWSLを買収してから、そうした状況の改善がみられるようになってきたとのこと。男女で賞金格差がある背景には、サーフィンを始める若い世代の男性の層が同世代の女性のそれよりもずっと厚いことがあり、WSLは男女間の賞金格差をなくすことで、より多くの女性にサーフィンに興味を持ってもらうとともに、女性サーファーのモチベーションアップ・技術の向上につなげていけるのではないか、、、というように語っています。

ケリー・スレーターも記事寄稿していますが、割愛(笑)。

男女の賞金格差はとても繊細な問題。個人的には、プロスポーツの報酬は需要と供給のうえ成り立っている以上、需要が高い側の報酬が高いのはある程度はやむをえないかと思います。が、一方で、特定のスポーツで視聴者やアマチュア層の多くが男性である場合、そのスポーツ全体のビジネスのパイを広げるには女性にもビジネス・リーチしていくのは合理的な判断で、Dirk Ziffというバリバリの投資家がバックについてWSLも、「男女均等」という理想を追求する一方で、冷静・合理的なビジネス判断をしたのではないかと思いました。

P.S. ちなみにWSLの動画では「プロスポーツ初」みたいなことが言われていますが、ウィンドサーフィンの世界ツアー、PWA(Professional Windsurfers’ Association)では既に先日のカナリア諸島でのウェイブ大会から男女賞金の格差が解消されているようです。すごいな、PWA!!

Equal prize money in windsurfing – an interview with Daida Moreno