PWA Gran Canaria Wind & Waves Festival
現在カナリー諸島で開催中のPWA(Professional Windsurfing Association)のウェイブ大会の映像。
相変わらずの爆風。久々にウェイブの大会映像を見たが、飛び系の技がどんどん進化しているのが分かる。ダブル・フォワード(←お尻が海面につかない完着のもの)、もう当たり前の時代なんですね。
Men’sのsingle eliminationの順位を見ると、トップ3はフィリップ・コスター、ブラウジーニョ、ビクター・フェルナンデスという盤石の面子。注目は5位に入っているゴリート・エストレード。ジャッジングにおけるジャンプの評価割合が高い大会ということあるのだろうが、フリースタイルの万年王者が上位に食い込んできたのには驚いた。
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Result Men’s Single Elimination – Gran Canaria Wind & Waves Festival
1st Philip Köster (GER – Starboard / Severne / Maui Ultra Fins)
2nd Marcilio Browne (BRA – Goya Windsurfing)
3rd Victor Fernandez (ESP – Fanatic / Duotone / Shamal Sunglasses)
4th Alex Mussolini (ESP – RRD / RRD Sails)
5th Jose ‘Gollito’ Estredo (VEN – Fanatic / Duotone)
5th Ricardo Campello (VEN – Point-7)
5th Adam Lewis (Fanatic / Duotone / SWOX)
5th Jaeger Stone (AUS – Starboard / Severne / SWOX / Shamal Sunglasses)
9th Marc Paré (ESP – Simmer / Simmer Sails)
9th Dany Bruch (GER – Bruch Boards / Flight Sails / AL360)
9th Dieter van der Eyken (BEL – Severne / Severne Sails)
9th Robby Swift (GBR – JP / NeilPryde / SWOX)
9th Antoine Martin (FRA – NeilPryde)
9th Jules Denel (FRA – JP / NeilPryde)
9th Aleix Sanllehy (CAT – Tabou / GA Sails)
9th Josep Pons (ESP – Simmer / Simmer Sails)
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2位のブラウジーニョ、9位のDieter van der Eykenの二人は一度フリースタイルのチャンピオンになっているし、5位のリカルドは3年連続でフリスタ・チャンプになったこともある選手。9位のRobby Swiftも確か年間ランキングで3位になったことがあるはず。この大会には出ていないが、私が大好きなカウリ・シアディも年間ランキング2位だったことがあるはず。
ダブル・ループ、プッシュループintoフォワードループ、ウェイブ・シャカ、ゴイター、etc.、、、思えばどれもフリースタイルに通じるものがある。13年近く前、ビクター・フェルナンデスがウェイブでブレイクする前、ベネズエラのエル・ヤケ島でフリースタイルのトレーニングしていたときに、「今後のウェイブではフリースタイルの要素が非常に重要になってくる。だから自分はフリースタイルにも力を入れているんだ」というようなことを言っていたのを思い出した。
http://wind.ap.teacup.com/soulwindsurfer/307.html
マウイ島のようなダウンザライン系の大会が減り、オンショア系の大会が増えると、現役・元フリースタイル系の選手が上位に入ってくるんですなぁ。