PIPE DREAMS — Kelly Slater

随分前からケリー・スレーターの本を読みたいと思ってましたが、漸く読めました。

  • アルコール中毒の父親のもと、決して波に恵まれているとは言えないフロリダ州Cocoa Beachでサーフィンを始めた幼少期から、通算6回目のASPチャンピオンになり、セミリタイアするまでの話が描かれております。(2003年に書かれた本なので、当然ながらここ15年近くのことは全く触れられていませんでした。)
  • サーフィンに関する洞察や人生観のようなことはあまり多く触れず、淡々と(しかし極めてストレートに)自分の生い立ち、人間関係、ASPツアーやその中の印象深いヒート、バンド活動などが描かれているています。”超”が付く程激しい競争心を持つ一方で、非常に人間くさい一面も持つ人、という印象を受けました。
  • 個人的にはRob Machadoとのヒート、父親との和解、将来有望な選手(当時10歳のJohn John Florenceを絶賛)との対戦を願っているエピソードが印象深かったです。また、要所要所でTom Carrollからアドバイス/サポートをもらっているところも興味深かったです。

年末にSUPの動画を探していて、たまたま目に入ったこの動画。

プライオリティを持っていたのは対戦相手のGabriel Medinaですが、明らかなドロップイン。それに対してケリーが、ルール上はMedinaにペナルティが課せられるべきとしながら、「まぁ、彼もタイトル争いをしている仲だったし、しょうがないよ」的な感じで一定の理解も示したのは、自分自身のhyper competitiveな一面を若いMedinaに見たのかもしれない、、、と、この本を読んでから感じました。