Lunada Bay Boys(サーフ・ギャング)
ロサンゼルスの南にパロスバーデスという裕福な街がある。豪奢な住宅が崖の上に建てられ、そのふもとには冬に絶好の波が来るビーチ(Lunada Bay)がある。ここを地元とするローカル軍団がLunada Bay Boys(←英語のWikipediaのサイトにとびます)。

Photo by Flickr user tiarescott
60年代に結成され、純粋なローカルの同好会(”fraternity”)的な集まりだったものが、リーダー層の世代交代を機に徐々に暴力性がエスカレート。石を投げる、海上で威嚇をする、車・タイヤを傷つける、暴力沙汰を起こす等々。。。 ちなみにこのLunada Bay Boys、高級住宅地のローカルというだけあって、かなりリッチ。多くのメンバーが両親と同居し、生活費は親に全部ないし一部負担してもらい、自分達はひたすらサーフィンやコミュニティー活動にいそしんでいるもよう。
そのLuana Bay Boys達がビジターサーファーに裁判で訴えられ、結果、無罪放免になったというニュース。
原告(2名)はビジターとしてLunada Bayを訪れたときに被害にあったと主張。原告の一人は他地域の警察官。言葉で激しい威嚇をされたこと。もう一人(女性)の原告はBay Boysにビールを浴びせられた上、イチモツを見せつけられたとのこと。
注目された点の一つは、被告として訴えられた対象にBay Boysのみではなく、地元の警察も含められていたこと。Bay Boysと密接な関係がある地元警察は彼らを野放しにし、犯罪に加担したのと同様、、、として訴えられたようです。
結論から言うと、裁判官は、地元警察が責められるべき点があるものの犯罪の共謀犯となりうる十分な証拠が提示されてないと認定。結果、地元警察は放免。Bay Boysを”criminal street gang”と認定して、彼らによるLunada Bayの利用禁止を求めた原告の訴えも却下。
原告側はその内容を不服として連邦高裁に控訴するとのこと。