ICF vs. ISA — 仁義なき戦い

SUPracer.comに掲載されていた、Chris Parker氏の寄稿記事

http://www.supracer.com/icf-vs-isa-olympic-saga-stand-up-paddleboarding/

SUP(特にレース)が注目され、将来のオリンピック種目入りが予想されるなかで勃発したISA (International Surfing Association)とICF (International Canoe Federation)の争い。(記事が掲載された2018/8/9時点から)18ヶ月程前、ICFが突如オリンピック時の同種目の運営監督組織として名乗りを上げたことから、泥沼の争いが展開されているようです。

直近では、ICFがポルトガルで主催予定であったSUPレース大会について、ISAの息がかかった地元のサーフィン団体(Portuguese Surfing Federation)が裁判所に差止請求をし、これが認められて大会中止になってしまったもよう。

SUPの黎明期に全く関心をしめず、オリンピックの話が出てきた途端にいきなりSUPの盟主として名乗り出たICFに対し、ISAは何年も前からSUPをサポートしてきた実績もあるので、憤懣やるかたない、といった感じでしょうか。

心情的にはISAに同情するものはあるものの、同記事でParker氏はISAの抱える問題点 — 混乱極まるイベント・フォーマット、専任のスタッフがいない、統治組織としての体をなしていない、etc. — も指摘し、ISA傘下のPSFがポルトガルでのSUP大会を中止に追い込んだことを非難しています。

曰く「ICFとISAは、面倒な離婚をし、子供の親権を争いあう我儘な夫婦のようだ。どちらも子供(=SUP)が望むことに耳を傾けず、子供がとっくの昔に家を出ていることに気が付いていない」(” The ICF and ISA are acting like selfish parents going through a messy divorce and arguing over custody of an adopted child. Nobody is asking what the child actually wants, and neither parent realises that their “child” moved out of home years ago anyway.”)

ICFとISAの争いは、2019年の初旬にスイスにあるスポーツ仲裁裁判所で裁定がなされるとのこと。果たして、それで問題が収まるのかは「?」な気がしますが。。